インラインフレームの詳細設定

iframe要素を使うことで任意の位置にフレームを表示する方法を確認しましたが、iframe要素にはいくつかの属性が用意されており表示されるフレームに対して様々な設定を行う事ができます。

それでは順に属性の使い方を確認していきます。(位置関係に関しては次のページで別途解説します)。

マージンの設定

iframe要素のmarginwidth属性とmarginheight属性を指定することでフレーム内のマージンを設定することができます。

<iframe src="HTML文書のURI" width="幅" height="高さ"
  marginwidth="左右マージン" marginheight="上下マージン">
</iframe>

marginwidth属性に値を設定するとフレーム内の左側及び右側の両方のマージンが設定されます。またmarginheight属性に値を設定するとフレーム内の上側及び下側の両方のマージンが設定されます。値はピクセル単位で指定して下さい。

では簡単なサンプルで確認します。

<iframe src="inline.html" width="220" height="100"
  marginwidth="20" marginheight="20">
</iframe>

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なおブラウザによっても異なりますがマージンは既に設定されている場合があります。

スクロールバー

フレームのデフォルトの設定は、必要な時にスクロールバーを表示する設定となっています。つまりフレームの大きさに表示するHTML文書が収まらない時にはスクロールバーを表示することになります。

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スクロールバーを表示させるのかどうかを設定するにはiframe要素で用意されているscrolling属性を使います。

<iframe src="HTML文書のURI" width="幅" height="高さ" scrolling="値">
</iframe>

指定できる値は次の通りです。

意味
yes常にスクロールバーを表示
noスクロールバーは非表示
auto必要な時にスクロールバーを表示

デフォルトでは「auto」となっており、必要な時にスクロールバーを表示させています。

では簡単なサンプルで確認します。

<iframe src="inline.html" width="220" height="100" scrolling="no">
</iframe>

p8-3

「scrolling="no"」を設定するとスクロールバーは常に非表示となります。

<iframe src="inline.html" width="220" height="100" scrolling="yes">
</iframe>

p8-4

「scrolling="yes"」を設定するとスクロールバーは常に表示されます。

フレームの枠

フレームの枠の表示・非表示を設定するにはiframe要素のframeborder属性を使います。

<iframe src="HTML文書のURI" width="幅" height="高さ" frameborder="値">
</iframe>

指定できる値は次の通りです。

意味
0枠を表示しない
1枠を表示する

デフォルトでは「1」となっておりフレームの枠を表示しています。

では簡単なサンプルで確認します。

<iframe src="inline.html" width="220" height="100" frameborder="0">
</iframe>

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( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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